犬も歩けば猫も歩く

中年サラリーマンの生活と副業について書いています。

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35歳転職限界説は本当か?

ちまたで良く言われる転職可能な年齢上限は「35歳」。
それ以上の年齢では、正社員は難しいので契約社員やアルバイト、パート、派遣社員など、いわゆる「非正規」での働き方を選択せざるを得ません。

中高年の転職を考える

結論から言うと、自分は数年前に40代で「正社員」として転職した。

なんだ!勝ち組の自慢話なのか?
と思われがちだが、そうではない。

 

会社を替えてキャリアアップしたわけではなく、
会社が倒産したから、新しい職場を探さざるを得なくなった。

 

失業してから再就職まで、約8ヶ月の間にエントリーした会社は200社以上!
応募条件など、一切無視して履歴書を送りまくった。

一方的に送っているのだから、もちろんドンドン送り返されてくる。
それでもあきらめずに、毎日送り続ける。

そして、どんどん送り返されてくる履歴書。(開封して、捨てるのも面倒なのでそのままにしおいたら、封筒が山のようになった)

多い日は7通帰ってきた日もあった。

 

そして内定が1社出た。
ハローワークの紹介で行った事務機器の販売会社だ。

でも、1週間で辞めた・・・。
なんで?

「うそばっかりだった・・・」

 

通勤手当が一定額までしか出ない(幾らだったか忘れた・・・)
携帯電話補助、月に1,000円だって!
あるはずの賞与もないって、おいおい・・・。

 

辞めて、またまた失業者。
ハローワークに行って苦情を言うと、
ある職員の方に、こうアドバイスされた。

「内定が出たら、入社前に必ず雇用契約書を貰うようにしてください。」

 

そして、しばらくして2社目の内定が出た。
「雇用契約書をください」とお願いをしたが、なかなか出てこない。
入社日までに2週間近くあったが、それでも出ずにそのまま入社当日を迎えた。

 

そして入社日の朝、やっと雇用契約書が出てきたが、
そこに書かれていた雇用形態は、「契約社員」だった。
契約期間は3ヶ月、さらに契約期間終了後、期間延長の場合もあり!とまで書かれている。

 

話が違うじゃないですか?と責任者に詰め寄るが、
「本社が決めたことで、わたしも知らなかった」
と完全に腰が引けている・・・。

「でも大丈夫です。よほどの問題がなければ、3ヶ月後正社員になりますから」
そんなこと言われたって、シ・ン

 

我慢して働き出したが、
1年前に入社した方の話だと、その方も未だに契約社員。
残業代も付かなければ、賞与も出ません、手取りも15万円前後です。

 

結局、そこも5日で辞めた。
そして、今は同業他社で営業の仕事をしている。

雇用形態は正社員。
年収も前職より若干下がった程度。

(とはいっても、前職でのピーク時に比べれば3割近くの減)

 

な~んだ!逆転ホームランじゃないか~!
と、みなさん思うでしょう。

 

現実はそんなに甘くない。
同業他社とはいっても、会社も違えば扱う商材も違ったりして、もちろん管理職での採用ではないので、ノルマもキツイし、何よりパワハラが凄く精神的にきつい。

 

倒産などで、必要に迫られてなら仕方がありませんが、そうでなければ、40代で転職なんて絶対にするもんじゃありません。

 

まぁ、自分は正社員になれただけでも幸せだと思うようにしています。