犬も歩けば猫も歩く

中年サラリーマンの生活と副業について書いています。

スポンサーリンク

こんな会社入るんじゃなかった!

落ち込む社員

今週のとある朝、社内メールで今日の12:45に社員一同食堂に集まるよう招集が掛かりました。周りの社員は「なんだろうね?」なんてつぶやいていましたが、自分にはぴーんと来ました。

「ついに来たな!」

 

そして・・・、12:45食堂において、

前に出てきたのは、製造部の部長。
みんなを前に、「え~」

「え~」って声裏返ってないか?

 

「え~、皆さんもご承知の通り、昨年春からの業績悪化はとどまることを知らず、今なお続いている状態です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」って、はてなスターがこんなに沢山もらえるのならとても嬉しいのですが、・・・が20個付くくらい前置きが長い・・・。

 

そして、「・・・誠に残念ではありますが、この度の賞与を一律20%カットせざるをえなくなりました。皆さんにも生活があるのに急なご連絡となってしまい、大変恐縮ですがご理解を頂けますようよろしくお願いします。以上です!」

 

とそこで終わりそうになったが、ある古参社員が「今後の賞与はどうなるんですか?」と質問をぶつけると、「今後のことは業績次第、現時点ではわたしにも分かりません」

 

そこで解散となりました。

 

賞与は昨年冬にも10%カットがありました。

ということは、仮にAさんが30万円の賞与を貰っていたとすると、この時点で30万円が270,000円にダウンになります。(所得税等の税金は考えず)

そして今回20%ダウンとなると、270,000円が一気に216,000円となってしまい、僅か半年あまりで84,000円もダウンする計算に・・・。

 

黙りこくって、階段を下りていく社員達。

自分は昔のことが走馬燈のように蘇ってきた。
前職時、同じように社員が集められ「今夏の賞与は半分!今後賞与の支給はありません。」と告げられた時と同じ空気が流れていましたね。

当時は、そう通達があった月に約1割の社員が退職しました。
今回は、今後については言及しませんでしたが、どうなることやら?

 

若い社員の中には見切りを付ける人もいると思うし、逆に若い人たちは見切りを付けた方がいい。斜陽産業といわれる会社に未来はありません。製造拠点は、人件費の安い海外にどんどん流失していきます。円高の影響で国産に回帰などといっているのは大手の話であって、われわれ中小には全く関係がありません。

 

それにしても、なんでこんなに大切な話を、社長もしくは役員クラスの人間が直接しないのか?さらに、どうしてボーナス支給日を目前に控えた今言うのか?社員の中には、住宅ローンを抱えている人や、賞与の使い道が決まっている人も大勢いるはず!どれだけ社員を軽視しているのか、ありありと分かるようです。

 

「以上で終わります。皆さん各自の職場に戻って下さい!」と言われた直後、列の後ろの方にいた新人(自分が研修をやった子だ!)が、

abberoad.hatenablog.jp

 

「こんな会社入るんじゃなかった・・・。」
そう吐き出すように、つぶやいたのが印象的でした。