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被リンク抽出に優れたBing Web マスター ツールを使ってみよう!

自分のサイトが、どこからリンクをされているのかを調べるとしたら、言うまでもなくGoogle Search Console(元Googleウェブマスターツール)を利用されている方がほとんどだと思います。


「サイトへのリンク」をクリックすると、自分のサイトにリンクを貼っているサイト(ページ)を一覧で表示・保存することができるのでとても便利です。

パソコンをする人

不幸にもペナルティを受けてしまった方は、この「サイトへのリンク」を頼りに、リンクを削除したり否認をしたりしているのではないでしょうか。


しかし先日、鈴木謙一さんの運営されている「海外SEO情報ブログ」でとても気になる記事を目にしました。

www.suzukikenichi.com

『不自然リンクの手動対策はSearch Consoleに出てくるリンクを削除すればいいが、ペンギンが問題視するリンクはレポートに出てこないこともある』

くわしくはブログを読んで頂くとして、要約すると、

・「手動対策」によるペナルティの場合は、Search Consoleの「サイトへのリンク」で表示されるリンクを対象に、正しい対応をすればペナルティ解除をしてもらえる。


・ペンギンアップデートの場合は、Search Consoleの「サイトへのリンク」で表示されるリンクだけが対象だとは限らない。Search Consoleでは、すべてのリンクがレポートされているとは限りません。

というのです。(引用元:海外SEO情報ブログ)


ということは、ペンギンアップデートでペナルティを受けたサイトは、Search Consoleの「サイトへのリンク」以外のツールを使って、被リンクを探さなくてはなりません。


鈴木さんも、「ペンギンアップデートからのリカバリには、サードパーティ製のリンクチェックツールも駆使しなければならなそうです。」と発言しています。


Google Search Consoleの他に、被リンクをチェックできるツールというと、「Open Site Explorer」、「Ahrefs」などが有名ですが、これらについては多くの方が記事にされているので、ここでは紹介をしません。


今回は、身近にありながら以外と知られていない「Bing Web マスター ツール」についてご紹介をしたいと思います。

www.bing.com

Bing Web マスター ツールは、被リンクの抽出能力がとても優れています。
わたしが運営している某サイトで試したところ、Google Search Consoleでは表示されなかった多くの被リンクが検出されました。
※サイトの規模(ページ数)や被リンク数などの条件によって、数値は異なります。


■Bing Web マスター ツールの使い方

Bing Web マスター ツールを使うのは、とても簡単です。

まず、Bingのアカウントを取得して、ログインします。

Bing Web マスター ツールTOPページ

サイトの追加を行うには、サイトのURLとsitemapを入力後、所有権の確認をする必要があります。

所有権の確認をする方法は、下記の中からいずれかを行えばOKです。

1.WebサーバーにXMLファイルをアップロードする

2.<meta>タグをコピーして、既定のWebページに貼り付ける

3.CNAMEレコードをDNSに追加する


所有権の確認を終えると、自分の所有するサイトが一覧で表示されています。

登録サイト一覧

1.「サイトへのリンク」のデータを取得したいサイト名をクリックします。

2.次のページ右下に、「インバウンド リンク」というところがあります。

インバウンド リンク

3.「○○件をすべて表示」をクリック!


次のページの中ほどにある、「すべてエクスポート」をクリックすると、csvファイルを保存することができます。

すべてエクスポート


保存されたcsvファイルでは、

・ターゲットページ(被リンクを受けているページ)

・ソースURL(自分のサイトにリンクをしているページ)

・アンカーテキスト

の3つを確認することができます。


ある程度ボリュームがあるサイトで、被リンクが多いと思うサイトでは、けっこうな数の被リンクが抽出されると思います。


■念には念を入れて

多くの被リンクを抽出できたとしても、まだまだこれで十分とは言えません。
Google Search Consoleに加えて、Bing Web マスター ツールを使用しても完全ではないからです。多くの被リンクを抽出できたとしても、すべてではありません。


特に、ブログのサイドカラムから貼られたリンクはとても厄介です。
サイドカラムに貼られたリンクは、そのブログのページ数分だけ被リンクがあります。では、300ページあるブログなら、300被リンクということかというと、違いますもっと多いです。


ブログの場合は、単体のページの他に、月別アーカイブやカテゴリなどそれぞれにページがあり、ブログによってはそのURLも違います。

300ページあるブログなら、その数倍のリンクページがあると思ってください。


しかし、FC2ブログやSeesaaブログなどは、簡単に対処ができます。
たとえ数百ページあろうとも、ドメイン指定するだけですべてのページを否認することができます。

※リンクを否認する方法は、たくさんの方が記事を書かれているので検索してみてください。


たとえば、

ブログURLが、http://●△■☆.blog.fc2.com/ だった場合、

domein:●△■☆.blog.fc2.com

とするだけで、すべてのページを否認することができます。


一方で、サブディリクトリ形式になっているブログは、ドメイン指定することができません。アメーバブログや、ライブドアブログ、ファンブログなどがそうです。


これらのブログのサイドカラムから貼られたリンクを否認するには、1ページずつURLを記載しなければなりません。

これでは、どんなツールを使ったところで、すべての被リンクを抽出するのは難しいでしょう。


しかし、いろいろと探し回った結果、「URLからページ一覧を取得するプログラム」というツールがあるということを知りました。

URLからページ一覧を取得するプログラムを開発しました

このプログラムはURLを入力すると、そのページの同ドメイン以下のリンク一覧を取得してくれるとれも便利なツールです。使い方も簡単なので、初心者の方でも安心です。


さっそく使ってみると、Google Search ConsoleでもBing Web マスター ツールでも発見できなかったブログの下位ページをたくさん抽出することがきました。これにはちょっと驚きました。


■否認ファイルの重複を避けるために

今までに否認してきたURLと、新たに抽出したURLを一緒にすると、どうしてもURLの重複が生じます。


リンクを否認する上で、URLが重複していても問題はないそうですが、容量などが気になる方は、テキスト差分表示ツールを使うと便利です。

テキスト差分表示ツールの詳細情報 : Vector ソフトを探す!

フリーソフト(寄付歓迎)


■まとめ

今回、ペンギンアップデート対策には、Google Search Consoleに加えて、サードパーティ製のリンクチェックツールの使用が必要だということが分かりました。


数ヶ月先には、ペンギンアップデートの更新があるとのアナウンスもあったようです。気になる方は、チェックしてみてください。


ほかに、もっと便利な被リンク抽出方法があるよ!という方は是非教えてください♪