電力会社を変えたら、電気のメーターを交換に来たぞ!
今日の昼下がり、家でマッタリしていたら、
ピンポ~ン!
懸賞でも当たって、宅配便でも来たのかな?と思って玄関を開けると、青い作業服を着たおじさんがニッコリ笑顔で立っている。
「東京電力ですけど、この度、お宅様で電力会社を変えられたとのことですので、電気のメーターを交換に来ました!」
電力会社を変えたのだから、新しい電力会社がメーターを交換に来たというのなら話は分かるが、なんで東京電力が?
なんか怪しい?と思ったら、胸には東京電力と書いた制服を着ているので、
「じゃ、お願いします。」というと、
手早く、今付いている電気のメーターを取り外しに掛かった。
その作業風景を眺めながら、「なんでメーター変えるんですか?」と聞いてみると、新しく取り付けるメーターは、通信ユニットが付いていて、2分に一回、電気の使用量を新しく契約した電力会社に通信で飛ばすシステムになっているそうだ。
そうすることで、切り替えた電力会社の方で、電力の使用量を把握して請求がくるというシステムらしい。
壁に取り付けられたスマートメーター
工事に来たおじさんの話によると、この通信ユニット(スマートメーターという名称らしい)への交換を早急に執り行うよう経産省からもお達しが来ているのだそうだ。
「今は、電力使用量を検針に来ておりますが、5年以内にはすべてのご家庭がこのスマートメーターに切り替わる予定です、はい。」
「現在は、電力会社を変えられたご家庭を優先に交換に伺っている状況なんですよ。」
「ということは、東京電力のままの家庭もすべて、このスマートメーターに変わるのですか?」という問いに、
「はい!いずれご家庭に検針にお邪魔することはなくなりますね。」
う~ん、複雑だなぁ・・。
管内にいったい何人いるのか想像も出来ないが、ピンクの割烹着のような制服を着た検針のおばちゃん達は、職を失ってしまうことになるわけだ・・・。
と思いにふけっている間、僅か10分程度でメーターの交換は終わり、「取替完了のお知らせ」という紙を渡された。
そして、そのおじさん、
「このスマートメーターへの交換は、すべて東京電力が無料で行っておりますが、数日後、先日の工事代を頂きに伺いました!という詐欺が多発しているので、注意してください。」と言い残して、帰って行きました。
う~ん、悪党は悪党なりにいろいろと考えているんだなぁ~?と考えさせられましたね。