手間ひまかけずに、サイトをSSL化する方法【エックサーバー編】
最近、加速度を増してきているサイトのSSL化。
「まだまだ先でいいや!」
と思っていたけれど、2018年7月にリリースされる Chrome から、HTTPS ではなく HTTP で配信されているすべてのページに対して、通信が安全ではないことを通知するラベルを Chromeブラウザで常に表示することを Google はアナウンスしました。
7月って言ったら、まだ4ヶ月も先のこと。
だけど、メインのサイトは300頁越えだけに、そろそろ準備しておかないと・・・。
やっと重い腰を上げて、SSL化に取り組もうとしたけれど、とにかく面倒くさい。
サイトをSSL化するには、まず「SSLサーバー証明書」が必要になります。この「SSLサーバー証明書」 高額なコストも掛かる上に、手続きも面倒・・・。
しばらくは、様子見だな!
と思っていた矢先、朗報が入りました。
レンタルサーバーで「エックスサーバー 」を利用している方は、「SSLサーバー証明書」の取得が不要!さらに無料でSSL化ができると言うのです。
幸いにも自分が利用しているレンタルサーバーは、「エックスサーバー」。これはまさにラッキー!すぐに実行に移りました。
■準備編
まずは、自分のHTMLファイルを眺めることに!
<head>~</head>の中に、
の記述が。
今の時代、IE7、IE8を使っている人なんて限りなくゼロに等しい。
よって、即刻削除!
次に、HTML文書内を「http」で検索。
「TOPページに戻る」とか「HOME」に、絶対リンクを使用している方は、自分のサイトURLを http から https に書き直す必要があります。
相対リンクを使用している方は、面倒な手間が省けるのでとっても楽です。
また、アフィリエイトをやられている方は、SSLに対応していないアフィリエイトコードは、リンク先がhttpになっているのでASPサイトで新しいアフィリエイトコードを探して貼り替えます。
また、サイト内検索をサイトを貼っている方は、新しいコードに貼り替えて置いた方がよろしいかと思います。
■RSSフィード
RSSを配信している方は、RSSのURLをhttpからhttpsに変更する必要があります。
■SNSのコード
まず、基本的に理解して欲しいのは、SSL化するとURLがhttpからhttpsに変わるので、別のサイトと認識され、Facebookのいいね!や、はてなのブックマークの評価はゼロになります。
WordPressを使われている方は、今までのSNSで得た評価を引き継げるプラグインがあり、それを利用することで、今までの評価を引き継ぐことができるようですが、わたしのサイトはWordPressではないので、これに関しては触れません。
WordPressをご利用の方は、ググって頂ければたくさん出てきますので、それらを参考にしてください。
ただ、Facebookの下記の部分だけは、httpからhttpsへの書き換えが必要になります。
■バックアップを取る!
当たり前のことですが、大幅な変更を行おうとしているわけですから、今までのURLはバックアップをしておきましょう!
■エックスサーバーでSSL設定を行う
エックスサーバーの「サーバーパネル」にログインします。
ログインしたら、サーバーパネルから「SSL設定」をクリックします。
すると、「ドメイン選択」画面が表示されるので、今回SSL化したいドメインの「選択する」リンクをクリックしてください。
「SSL設定」画面が表示されるので「独自SSL設定の追加」タブをクリックしてください。
「独自SSL設定の追加」タブで、今回SSLするサイトを確認した後、「独自SSL設定を追加する(確定)」をクリックしてください。
※ドメイン名に www が付いていますが、これは気にしないでください。
※CSR情報(SSL証明書申請情報)を入力するというチェックボックスがありますが、チェックは不要です。
独自SSL設定を追加すると、「SSL新規取得申請中です。しばらくお待ちください。」と出るのでしばらく待ちます。(最大で1時間近く掛かります・・・)
httpsで、自分のサイトが表示されるようになれば完了です。
■.htaccessにリダイレクト用のコードを追記する
次に、エックスサーバーの「ファイルマネージャ」にログインします。
自分の運営しているサイトの一覧が表示されます。
今回、SSL化を行いたいドメインをクリック!次に表示されるファイル名の中から、public_htmlを探してクリック!
さらに表示されるファイル名一覧の中から、.htaccess の左にチェック入れて右上にある「編集」をクリックしてください。
表示された .htaccess の一番上に、下記のコードをコピペしてください。
これを行うことで、これまで「http://△○□.info/」に来ていたアクセスを「https://△○□.info/」にリダイレクト(転送)してくれるようになります。
■Google Search Console
サイトをhttps化することで、今までのサイトとは別サイトとみなされてしまうため、https化したサイトは、新たに登録し直す必要があります。
当然のごとく、sitemapも新たに送信する必要があります。
■サイトの否認
意外と忘れがちなのが、「サイトの否認」です。
何らかの理由で、以前のサイトでサイトの否認をしていた場合、新しいサイトでも「否認ファイル」のアップロードが必要になります。
■まとめ
サイトのSSL化。
思った以上に、面倒くさく時間が掛かりました。でも、エックスサーバーを利用されていない方は、もっと面倒だと思います。
今は問題なくても、いずれはSEOに影響が出るのは間違いありません。
サイト運営をされていく以上、いつかは通らなければならない道です。エックスサーバー を利用されている方は、無料でできるのでやっておいて損はないと思います。