退職のご挨拶
先週金曜日の夕方にそのメールは届いた。
「件名」を見て・・・、またかとため息が出た。
内容は、退職する社員からの挨拶文である。しかし、今年は本当に多いなぁ。いったい何人辞めたんだろう?たぶん10人以上は辞めているんじゃないだろうか?
従業員100人程度の中小企業、その約1割が1年で入れ替わっていく。
毎月のように誰かが辞め、そして誰かが入社してくる。
社員全員がパソコンを支給されてはいないが、事務方や営業などパソコンを持っている社員からは、「退職のご挨拶」メールが年に数本は送られてくる。
今年は結構多かったはず?と思って調べてみると、5人から来ていました。
社員の入れ替わりがあまりにも激しいので、うちの会社では「歓迎会」も「送別会」も一切行われない。もしかしたら、歓迎会とか送別会という日本の伝統行事の存在させ知らないのかもしれない。
いくらなんでも、そんなことはないか!
入社しても数日で辞めていく社員もいるので、誰かが入社してきてもいちいち名前など覚えないようにしている。中には朝出社して、午後にはトンズラなんて人もいましたね。(笑)
うちは、ブラック企業なんだということを会社はきちんと認識をして欲しい。
先週配布された来年の会社休日カレンダーには、4月某日に「入社式」とまたも書かれている。入社式の3文字を見てたら、目まいがしてきた・・・。
今年の春入社した数名の新卒社員は、夏頃までには全員が退職した。
「うちが新卒社員を採るのは、社会貢献だ!」なんて、声高らかに経営者は言っているが、とんでもない話だ!
前途ある若者の人生をスタートから狂わせてしまってはいけない。募集するなら、社会経験があってそれなりの免疫力がある人を中途採用すべき。
来年、期待に胸膨らませて入社してくる若者達のことを考えると、本当に心が苦しくなる。
年末に、少し重たい話になりました・・・。