クリーニング店にクレームを言ってきた!!第二話
今日は、前記事「クリーニング店にクレームを言ってきた!!」の続報です。
前記事の内容は、クリーニング店に持ち込んだコートが、戻ってきたら付いていたはずのライナーがなくなっていたので、店にクレームを言いに行ったという話でした。
結局、その場では結論が出ず、持参したコートとコートに付いていたタグを一旦お預かりをして、調査の上後日ご報告をいたします。とう店側の対応に了解をして、取りあえずは帰った来たというところまででした。
結論から先に言うと、ライナーは見つかりました。
後になって、奥さんから「ライナーの件、どうなったの?」と聞かれたので、「これこれこうだったよ・・・」と説明していると、
娘が手に何かを持って部屋に入ってきたのです。
「ねぇ、ライナーってこれのことかな?」
手に取って確かめてみると、間違いなくライナーである。
「えっ!でもこれどこにあったの?」
「玄関のコートハンガーに吊るしてあったよ?」
と娘が発した途端、奥さんが「あっ!」と叫び声のような大声を上げた。
その場に、しゃがみ込んでしまった奥さんから聞いた話によると、陽気が良い季節になってきたので、良かれと思ってコートのライナーを外してくれたんだそうです。
普段、自家用車で通勤している自分は、その後コートに袖を通すことがなかったので、ライナーが付いていないことなど、まったく気が付きませんでした。
その数日後、奥さんがクリーニング店にコートを持ち込んだ時には、本人曰くライナーを外したことなど、すっかり忘れていたというのです。
40を過ぎてから、物忘れが酷くなったと日ごろから言ってはいたが、これは忘れちゃだめだろう!
「よりによって、なんでこのタイミングで、こんな大事なことを忘れたんだよ~?」
「ごめんなさい!もう完全に頭から飛んでいたわ。ライナーのことなど、頭の片隅にもなかった・・・。」
これは大変だ!!
今ごろ、お店では大騒ぎになっているはずである。
しかし、今さらどの面下げて間違えでした。ごめんなさい・・・。なんて言いに行けたのものか。
いや~やってくれたわ・・・。
娘曰く、「いいじゃない!このまま放っておけば。仕方ないよ。」
「そういう訳にはいかないのよ!」
こういう問題が起きると、会社という組織では誰かの責任問題になってしまう。といって、奥さんはポイントカードに書いてあるお店に電話を掛けはじめた。
電話を掛けて3分ほど、深々と頭を下げながら事情を話している妻がいる。
幸いにもお店の方は、悪びれることなく「それはよかったですね!」と言ってくれたそうである。(腹の中は、煮えくり返っていただろうけど・・・)
この度は、関係者の方々、ならびに読者の方々に多大なるご迷惑をお掛けいたしましたことを、深くお詫びするとともに、店名が発覚することのないよう、前記事に掲載したお店から発行された受領書の写真、および文末の2行を削除させて頂きました。
本当に申し訳ございませんでした。